大阪には公衆衛生の熱い息吹きがある。 大阪で公衆衛生にたずさわっている者は、そのことを心の底でいつも誇りに思っている。
大阪公衆衛生厚集談会は、その息吹きを大事にしたい、いつまでも活動の糧にしたいという気持ちから生まれ、 育てられてきたものであると思う。 公衆衛生は人々の生活や営みと国の制度や事業との間にあって、地方自治体や団体の機能や特色をもとに、 人々の健康の保持、あるいは増進をめざすために展開される手法であると思う。 今日、公衆衛生の果たすべき役割は、ますます大きなものとなりつつある。
大阪大学医学部公衆衛生学教室編
朝倉新太郎教授退官記念 大阪公衆衛生学集談会会長録集
健康科学論とその体制(1987年)
編集後記より抜粋